切花はやっと安くなりました。
但し、大菊とカスミソウとトルコキキョウ以外は、です。
安くなる原因は花屋の買い控えと思われるので、なんか、後ろ向きな感じが漂ってはおりますが…
後ろ向きと言えば、これ。

先日、万博公園に花見に行った時の1枚。
桜の間から聳え立つ有名な「太陽の塔」の後姿です。
大阪万博の最大のイベント会場である「お祭り広場」（手前側）に対して『後ろ向き』に建っています。
観客は塔と背中合わせに座り、出演者は濃い緑色の『過去の太陽』の顔を見ながら、「人類の進歩と調和」をテーマに歌や踊りを披露していたのです。
天才岡本太郎氏の、我々凡人には測り知れない深遠なメッセージが隠されているような気がします。
「後ろ向きは前向きダ～っ」とか。
えーっと、これ『無頭人』（←ググってね）にも見えなくないよね…

そんな妄想はさて置き、桜満開で素晴らしかった!
今まで見た中で、1、2を争う綺麗さでした^-^

前向きの太陽の塔の正面は、公園のメインゲートになっています。
「いらっしゃい」って招いているみたい^^


天気も良く、薄いピンクが青空に映えています。


チューリップもそろそろ満開でした。






さてさて、当店では安くなった質の良い花をちゃっかり仕入れております。
三代目のお勧めは、1本100円の最高品質のアルストロメリアです。
是非是非、お買い求めくださいませ～

ようやく桜も咲き、暖かくなってきました。
しかし今年の寒さの余波はいまだに大きく、ハウス栽培が多い大菊はとても高いです。
中でも白菊は菊の主要産地である温暖な沖縄ではあまり栽培されていないので特に高く、仕入れ値で1本120円以上です。
黄の大菊は沖縄で露地栽培されているので少しマシです。
ハウスを温める燃料が高ければ、このような傾向は当分続くでしょう。
近所の飲食店も、食材が花同様値上がりしているからか、閉店が目立ちます。
美味しくてリーズナブル―これを維持するのがどれだけ大変なことか…

≪ちょっと日本語≫
突然ですが、無鉛ハイオク…無縁廃屋…
言葉を操るに当たり、こんな無意味な同音異義語が時々脳裏をよぎる-"-;

花は例年になく高値です。
昨年の震災による安値と今年の寒さで花農家が作付面積を減らしたことが影響しているのでしょう。
花束に欠かせないカスミソウは、2Lサイズ1本で仕入れ値250～300円もするし!
当店ではその仕入れ値で出しても売れないので仕入れません。
この下町という所は、うっかりまともな神経で販売価格を決めたら廃棄の山に囲まれる。
正気の沙汰とは思えないぐらい安くしなければ売れないのです。
三代目はまだ正気を保っているので、「仕入れない」という判断を下します。
今後、消費税が上がるとなるとマジで死活問題です。

さて、今日は私が通っている彫金教室の展示会のご案内を少々。（画像をクリックで拡大）



私は本業花屋の女房なので、彫金は飽くまでも趣味時々実益ですが、プロの方もたくさん出品しておられ見応えがあります。
販売もしています。





「あ・といろ」というブランド名で出しています。
ご興味を持たれた方はクリックで拡大を。
ネットショップのURLが見えます。



花とジュエリー・アクセサリー、どちらも必需品ではないけど、どちらも生活を楽しくするいいもんですよ^^

いつまでも寒い日が続きますが、彼岸に間に合わなかったストック、フリージア、スターチスなどの値がかなり下がってきました。
菊は思ったほど安くならないけど。
反対に、花束に欠かせないトルコキキョウ、薔薇、カスミソウなどはとても高いです。
この時期、花屋さんは退職、卒業、入学などの行事用花束の注文を受けると何が何でも仕入れなければならないため、値段が競り上がってしまうのです。
しかも、特に学校関係は予算が少なく、利益がほとんど出ないそうで。
当店は、昔こそ学校関係の仕事がたくさんありましたが、現在は皆無です。
でも、三代目はこの手の営業はするつもりはありません。
敢えてハイリスク、ローリターンの仕事を超小規模経営の当店が狙う意味がないってことですね。

彼岸の予言、外れました!
震災後1年ということでしょうか、地域によってはよく売れたようで、セリ値が高かったのです。
しかし当店の周りはどこもパッとせず、花屋以外でも彼岸にはいつも繁盛する和菓子屋さんも今一つの様子でした。
寒さと雨天がこの地域の主な客層である年配の方々の外出を躊躇わせたのかも知れません。

三代目は幸いにも高くなる寸前に上手く仕入れていたので、どのお店よりも安く販売できました。
何と言っても、墓花1対（2束）1000円ですよ!
白と黄色の大菊その他合計6種類の花が入って、もう卸価格;_;
近隣でこれだけの価格を打ち出している所はありませんっ!
でも、今回は一応仕入れ値を考慮した設定でしたが、形振り構わず安さを追及すれば必ず破滅するものです。
それは三代目もよく分かっているはずだし、この彼岸も店に出て販売し帰り道にはあちこち見て歩いた私が三代目に「安過ぎる!」と訴えたので、今後どうなることやら…