戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。
種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。
三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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こちら、10月末に仕入れて11月初めに撮影したサンバマムという菊です。
久々の入荷でした。
そして、本日の時点でこんな感じ。
同じ個体ではないけれど同じ日に同じ箱に入れられて淡路島からやってきた仲間です。
何となーく疲れていて、オレンジ色の方は花弁が数枚傷んでしまって切り取ったものもありますが、茎はまだ腐ってもおらず、この調子だと後数日はそのまま生けておけるレベル。
丸1か月は持ったことになります\(@o@)/
それなのに、それなのに…
産地が今のところ淡路島限定で希少といえば希少だしこんなに強くて素敵なのに、セリでは正直あまり高値が付かない、つまりどこの花屋さんでもあまり売れないそうです。
どうして?
うーん、菊は菊でも仏事だけではなく慶事にも使える華やかな菊、として開発されたのに、やはり「菊」イコール仏事用と見られ、更にそれにしては奇抜過ぎる、と思われるのでしょうか。
何と「菊」に対する固定観念が蔓延しているのは当店界隈だけではなかったのか?!
2016年1月のブログにある通り、サンバマムは「仏花としてのキクのイメージを払拭する、大輪で華やかな洋花風のキク」を目標として兵庫県立農林水産技術総合センターと兵庫県花卉協会が共同で平成17年より開発を進め、平成23年3月に農林水産省に品種登録申請したひょうごのオリジナルギクです。
町おこしなどのためにそのようにして農作物の新品種が作られることはよくありますが、開発に県立の機関が関わっているということは、税金が使われているということです。
売れなければ、税金が無駄になるということです。
開発の苦労も空しく、作る人がいなくなってしまったら大変もったいない。
そうならないように、微力ながらサンバマムのプロフィールや花持ちの良さを切々と訴えて、実際にお買い上げになったお客様からは後日「強いねー」と好評をいただきました^^
(当店では、花の美しさより強さを重視するお客様が大多数でして^^;)
サンバマム、もしどこかで見かけたら思い出してください。
決して兵庫県民、もしかしたら全国民とも無関係な花ではないということを。
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