Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
[312]  [311]  [310]  [309]  [308]  [307]  [306]  [305
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先週末、当店のある灘中央市場恒例の人気イベント『紙皿食堂』が開催されました。
希望者に紙皿が配布され、各自それを持って市場を巡り、いろんなお店で百~数百円で売られているお惣菜を好きなだけ盛り付け、イートインスペースで食べる、というものです。
この日に限っては、精肉店、鮮魚店、青果店などいつもはその場で食べられるものは出していないお店も、美味しそうな自家製のおかずを並べています。

3年前から年3回、2月5月10月各月のいずれかの土日にやっておりますが、地元の新聞で紹介されたりするので結構知名度も上がってきて、最近では普段市場で買い物をしない人や海外からの留学生なども訪れるようになり、集客という点では成功していると言えるでしょう。
但し、それは食品を提供できるお店だけの話であって、残念ながら集客力アップイコール市場全体の売り上げアップではない。
将来的には人が人を呼び店を呼び、好循環で大昔の賑わいを取り戻せたら…

市場の役員である三代目は、今のところ自分の店には全くもって無関係のこのイベントのために、毎回打ち合わせだ準備だ現場だ後片付けだと忙しくしていますが^^;

今回は特に台風の真っ只中で、一体どれぐらいの人が来てくれるのかと思っていたら、意外にも天気のいい日とあまり変わらないほど盛況だったようです。
三代目がイベント会場に掛かりっきりだったため、私は土砂降りで数時間に2、3人しか来ない花屋の店番をしながらつらつら考えていました。

やっぱり人は食べることには積極的なんやなー。
そりゃ食べるって生きるためには一番大事やもんなー。
災害の時の避難所でも、まず食糧が足りてる足りてないが問題になるもんなー。
取り分の多い少ないで喧嘩も起こるっていうしなー。
お腹が空くと怒りっぽくなるよなー。
みんなお腹が空かなかったらいいのになー。
食べなくても生きられたらいいのになー。
そしたら世の中平和やのになー。
究極のサバイバルやなー。
実際、食は命に直結する。
そんな大切なことが大切でなくなれば、人はもっと解放されもっと自由にもっと柔軟にもっと末永く生きられるのではないか。
霞を食べて生きているという仙人は、かくして仙人になったのではないか、と。
PR
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
よろしければポチッと
プロフィール
HN:
Lantana
性別:
非公開
自己紹介:
「樋口生花店」

所在地
 兵庫県神戸市灘区
 水道筋3丁目1
 灘中央市場内

 (灘中央市場北入口を
 入って北側2軒目)


営業時間
 8:15~18:15


休業日(曜日により変更することがあります)
 お盆終了後2日間
 1月1日~1月7日
ブログ内検索
携帯版URL
忍者ブログ [PR]


Copyright © 2009-2017 神戸下町の花屋 All Rights Reserved.