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この度の正月花の売れ行きは、前年の約一割減でした。
寒かったり雨が多かったりと天気が物凄く悪い中では、かなり良かった方だと思います。
内訳について、オリエンタル百合はよく売れたけれどシンビジウム、アイリス、フリージア、チューリップなどは今一つでした。
注連飾りは大きいのが前年と同じぐらいで、小さいのはあまり売れませんでした。
それとは対照的に、めがねは早々に売り切れました。
豪華なものを玄関や車など目立つ所に飾るより、コンパクトなめがねを家の中の要所要所に配置するのが今風なのでしょうか。
何はともあれ、今年も精一杯頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします!
正月用の仕入れ状況につきまして。
南天の実は相変わらず高い!
過去最高の相場です。
南天の実、千両、シンビジューム以外はそれほど高くはありません。
今年当店で販売している千葉県館山の千両は本当に素晴らしく、その実の美しさは抜群です。
見ているだけで嬉しくなるほどです。
しかも、5房付いた朱実、紅実が1本450円と破格の安さです。
高い相場の時に小売価格を抑えられるかどうかは、三代目の仕入れの腕に掛かっています。
販売数が限られていますので、どうぞお早めにお買い求め下さい。
その他、高品質の切花もお安く取り揃えております!
とても困ったことになりました!
何と、南天の実が全く市場に入荷しません。
他の市場でも大変高く、1箱3kgで約12000円が相場のようです。
3kgで仏花が70~80束しか作れないので、この値段だと1束当たり南天だけで150円以上掛かってしまうことになります。
三代目の花屋歴25年の中でも初めての出来事だそうです。
今年は花屋にとって受難の年で、物日になると一番必要な花がいつも高くなりました。
お盆の大菊、秋の彼岸のリンドウ、正月の南天の実…本当に困ったことです。
ただ、三代目は少しだけ望みを持っています。
いくら物がなくてもこんな高い南天は売れるはずがなく、出荷側が値上がりを狙って出し渋っていたとしても売れなければ話にならないのでいずれは痺れを切らして値を下げてくると思っているのです。
因みに千両も高かったけれど、三代目は上手に仕入れができたみたいです。
これから寒くなると、オリエンタル百合には要注意です。
寒過ぎて開花せず、蕾がそのままポロンと落ちたりします。
特にシベリアやその他多輪のものは危険です。
シベリアなんて寒さに強そうな名前なのにねぇ。
どうしたって花は生き物ですから、いろんなことが起こります。
大菊は、出荷時に蕾が固過ぎる花より少し緩んでいる方が大きく開花します。
しかし、当店のお客様を含め関西の人はしっかりした蕾の状態を好む傾向があるようです。
当然長持ちを期待してのことですが、開花しなければつまらないし…その辺が本当に難しい。
いよいよ年末、なのに例年にも増して切花が売れません-"-;
三代目はとても不安がっています。
今年の梅市は、例年になく安かったです。
入荷量は昨年の半分なのに、値段はおよそ3割安といった感じです。
当店は、少量ですが良い梅を仕入れることができました。
切花は相変わらず安いけれど、年末にかけて大菊だけは上がるかもしれません。
三代目は今年も予約していますので、適正価格で販売できる予定です。
ただ、正月用仏花に欠かせない南天の実の出荷がほとんどないのが気になります。
豊作という話もあり、情報が錯綜して訳が分かりません。
ここが仕入れの難しい所で、正月用品は全体の取扱量が多いので仕入れ次第で値段が大きく変わります。
これから年末まで、花屋にとって気苦労の多い時節です。