Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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こちら、ピンクの百合3種です。
偶然同系色で同時に咲いていたので、ちょっと話のネタにしてみましょう。

パッと見ではあまりわかりませんが…

ビビアナ
全体濃い目のピンク、細く白い縁取り、花弁の奥はまばらなツブツブと鮮やかな黄緑色

マーロン
濃い目のピンクから縁に向かって白へとグラデーション、しっかりツブツブ

テーブルダンス
縁取りなしの薄いピンク、奥へ向かって白から緑へ変化、ツブツブなし、香りが強い
と、結構な違いがあります。

更に、同じ種類でも一本一本微妙に違います。
更に更に、花が次々咲いてくると華やかさだけでなく茎のしなり方など全体の姿かたちも変わってきます。
蕾ばかりの状態を見て、どれにしようかと迷い倒すお客様も多いのですが、正直どれが一番なんてありません!
正に、世界に一つだけの花なんですよね。

たまに「綺麗なのをちょーだい」と、わかりやすいようでわかりにくいオファーを受けることがありますが、そんな時の私の返しは「いやぁ、みーんな私よりずーっと綺麗ですよー^^」です。
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何これ。
白くて丸いものが。


おお、久々に入荷した八重のカスミソウではないか。
よくよく観察してみると、直径1cmの花だけど、ちゃんと花弁が重なってその縁は細かいギザギサでおしゃれなデザインである。
立派なもんです。
しかしこれ、何かに似てるよな…


おお、これや!
当店ではハイカラ過ぎてなかなか売れない濃~い赤の特大カーネーション。

カスミソウとカーネーションは結構近い。
どちらもナデシコ科です。
なるほど、花弁ギザギサと言えばナデシコですね^^

それにしても、こちらのカーネーション、実にでっかい!
直径12cm!
どれぐらいでっかいか、一般的なイメージの赤いカーネーション直径8cmと、カスミソウと、3ショットで見てみましょう。

うーん、でかい…
黒に近いほどの深い色、ビロードのような質感、よくもまあ自然界にこんなものが出現したもんだと感心することしきりです。

でも、売れへんなぁ(-"-)
と、結局ボヤキになるのですが^^;
年が明け、次々と始まるのが冬ドラマです。
ドラマと言えば視聴率。
マスコミは毎度毎度この数字で勝ったコケたと大騒ぎです。
しかし、この視聴率って一体何様ですか?
なんか、国民の総意でもあるかの如く、ドラマの人気不人気を決めつけてますけど…
ちょっと調べてみると、ざっくり言って「ビデオリサーチ」という会社が日本国内の3700世帯に設置した視聴率調査用の装置から吸い上げた記録に基づく数値であるそうな。

総務省統計局のデータによると国内の全世帯数がざっと5000万世帯ぐらいなので、3700世帯ってことは0.0074%ですよ?!
たったそれだけのサンプルから出た数字に踊らされるか?
ビデオリサーチ社のウェブサイトでも視聴率には誤差があることを明記しています。

多数派の意見に振り回されるのも、
少数意見しか参考にしないのも、
少数意見なのに皆がそうであるかのように見せかけている意見に迎合するのも、
……愚かです(-"-)
でも、人間なんて大抵これらのどれかにインスパイア(感化)されている、所詮は愚か者です。
だったらせめて、結論を出す前に、自分ならどう思うのか、自分なら、自分ならと心の声を聴く冷静さを持ちたいものです。

仏花用に、菊を3本、ちょっと寂しいからあと1本…あ、4本はダメなんでしょ?
とお客様。
お釈迦様も仏様もご先祖様も、「4」が縁起悪いとか、なーんにも気になさらないと思いますよ。
一体誰が言い出したんでしょーねー。
4(し)は幸せの「し」、四つよいこと、四つ葉のクローバーもあるし^^
と私。
じゃあ4本にするわ。
とお客様。
心の声は聴こえたかな?
当店は、盆明けと正月明けを除き、休業日なしです。
当店が入っている灘中央市場の休業日である水曜日も、営業しています。
ところが、先日二代目が他界した時は、さすがに1日だけお休みを頂きました。
三代目曰く、自分の知る限り初代や二代目が店を切り盛りしていた時代も含めて初めてのこと、だそうです。
それほど稀有な事態であり、しかもその日は特に人通りが少ない水曜日だったにもかかわらず、後日「閉まってたねー」と複数のお客様に言われてしまいました。
正に「あの花屋はいつでも開いとるでー」という認識の浸透を物語る事例です。
ほぼ年中無休で、花のニーズが少しは増える「物日(もんび)」が何曜日であっても開いている花専門店!
これって結構凄いことですよ。
安心感がありますよ。

さて、12月も半ばを過ぎ、当店でも年末商戦の準備を着々と進めています。
当然年内無休、31日は18時頃まで、シャッターを閉めずにお待ちしております。
宜しくお願いいたします(^O^)/
二代目(三代目の母)は、人生のたそがれ時を走り抜け、夜明けと共に天へ駆け上っていきました。

真夜中、私は何となく眠れずにシルバー細工の最後の仕上げに時間を掛けていました。
ようやく「これ以上無理!」なところまでたどり着き、ささやかな達成感に浸りながら風呂に浸かろうとすると、ケータイがけたたましく鳴り響きました。
「心拍数が下がってます。すぐ来てください!」
三代目を叩き起こし、二人で未明の大通りを全力疾走し病室に転がり込むと、モニターは「0(ゼロ)」。
「なんで待たれへんねーん!」←全力のツッコミ
電話を受けてからわずか十数分後のことでした。

…とにかく、ツッコミ所満載の二代目でした。
特に認知症が進んでくると、二代目ボケる、私つっこむ、看護師さん爆笑というパターンが定着しつつありましたが、最期のツッコミの後は、私「せっかちなんやからー」、看護師さん「ご飯食べるのも速かったからねー」というしみじみとしたオチでした。

二代目の認知症は、5年ぐらい前から始まっていたように思います。
まず、暑い寒いの感覚が鈍くなり、真冬に冷房を入れていたりするので、「冷房ですやん」とつっこむと「ぬくいように思ったけどなぁ」
リモコンを見ると27℃!(真夏に設定したままになっていた!)
もしかして正しいのか?と一瞬たじろぐけどやっぱり「ちがーう!」
それから次第に笑えないことを多々やらかすようになり、認知症キターと確信するも、糖尿病関連でいろいろな薬を飲んでいた二代目をこれ以上薬漬けにしたくないし、認知症予防と言われることの真逆を堂々と実践し生活習慣を改める気無しの人に薬を与えるのは、医療費による財政の圧迫に繋がりかねない愚行であると考え、敢えて診断は受けずに投薬を回避し、心理作戦で穏やかに余生を送ってもらうことにしたのです。

もはや国家的大問題の認知症、二代目の場合。

1年半前には既に歩けなくなっていたので徘徊の心配はないものの、たいそうな暴れん坊モード期がありました。
とにかく食事のスピードが超高速で、結果、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、とろみのついた物しか食べられなくなったのに、みかん持ってこいとかパン食べたいとか。
無理だと言うと、「も・っ・て・き・て~!!!」「持ってこんかったら、家入れたれへんぞ!」
おいおい、ここは病室やて…
もう毎度の大暴れにゲンナリでしたが、そんな時は「今度持ってくるねー」と言えば、納得して静まってくれるということがわかってきました。

他にも、口内細菌の繁殖による誤嚥性肺炎のリスクを減らすため、寝る時は入れ歯を外してほしいのに、それは「嫌」だと。
案の定、常に喉をゴロゴロゴロゴロ言わせている。(後にCTスキャンの画像から小さな肺炎を何度も起こしていたことが判明。)
初めのうちは、健康のためとなだめたりすかしたり叱ったり脅したりしましたが、よくよく考えれば、やる気もなくなり足も立たなくなりすっかり不健康番長になってしまった二代目に今更健康の大切さを説いて怒らせるより、何でもいいからご機嫌麗しくいてもらう方がお互いにとって幸せなのだと悟り、嫌がることは無理強いしないと決めました。

また記憶力は1分間なので、「今度何時に来るんですか」(何故か敬語な二代目)「6時にご飯持ってきてくれますよ」(私)「うん」(二代目)…1分後、「今度何時に来るんですか」「6時にご飯持ってきてくれますよ」「うん」…1分後、「今度何時に来るんですか」「6時にご飯持ってきてくれますよ」「うん」…無限ループ(´・ω・`)
別バージョンでは、「今度何時に来るんですか」「誰がですか」「あんたが」「私はもう来てますよ」「…(照れ笑い)」
つまり、自分でもおかしなことを言っているという自覚があるのです。
そして、この「何時」とは私が来る時間(もしかしたら日にち)なのかご飯が来る時間なのか、一体何が知りたいのかも混乱しているようです。
ここでは、とにかく忘れる病気なのだと割り切り、何度も同じことを聞かれても決してキレずに笑顔で答える。
答えを覚えてもらおうなどとは考えない。
それに、なんか変だと自覚している人にその点を指摘しても、落ち込むか暴れるかでいいことはありません。
勉強しようと思っている時に勉強しろと言われるとやる気が失せるのと同じかな?
認知症でよく見られる鬱状態や暴力暴言の元はこのあたりにあるのかもしれません。

以上、膨大なエピソードのほんの一部ですが、こんな風に試行錯誤しながらどうにかこうにか二代目@認知症と平和裏に付き合い、日々順を追って「その時」に近付いていく姿を、三代目と共に見つめていたのです。

「たそがれ」は「誰そ彼(たそかれ)」つまり「誰だあれは」という意味です。
日が暮れて薄暗くなり、人の顔がわからなくなるという…
「その時」の2日前、二代目が私を見て言った最後の言葉は「あ、◯◯(私)か」でした。
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プロフィール
HN:
Lantana
性別:
非公開
自己紹介:
「樋口生花店」

所在地
 兵庫県神戸市灘区
 水道筋3丁目1
 灘中央市場内

 (灘中央市場北入口を
 入って北側2軒目)


営業時間
 8:15~18:15


休業日(曜日により変更することがあります)
 お盆終了後2日間
 1月1日~1月7日
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