Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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さて、初期メンバー『A』『B』『C』『D』全員無事に私の元を去ってゆきました。
残るは4頭、まだまだ気は抜けませんが、何とか皆元気に旅立てるよう全力でサポートする所存です!

見つけた時は雨に濡れた小さな小さなケムシで大丈夫か?と心配した『ちびこ』もすくすくと育ち、7月11日、蛹になる場所探しに出発しました。
いつも通りイモムシにとっては大きな段ボール箱に入れ、脱走できないようネットで蓋をして、2時間後に覗いてみると、
あれ?いない?
外へは出られないし、出た形跡もない。
ネットにも引っかかっていない。
箱の中で忽然と消え失せた?!
もしや、と思い箱の底の少し浮いている段ボールをそーっと起こして見ると、
おっ!この緑色は…
いたー^^
しかしあんた、そんな所じゃチョウチョになれないよ。
どう考えても羽化するには狭過ぎるので、箱を少したたむようにして、『ちびこ』が決めた場所の周りにスペースを作りました。
自然の中では、こんな風に場所選びを間違って、羽化の時に羽がつっかえて伸ばせなくてそのまま命を落とす子もいるのでしょう。
この時は足場作り中で下を向いています。
1時間後、前蛹。
右の黒いものは何?
どうも前蛹になる直前に1粒糞をするようです。
先に蛹になった6頭中4頭でも同じものが見られました。
多分、あと2頭のものは小さいので見逃したのでしょう。
12日には無事脱皮して蛹になりました。
この子はこげ茶色です。

他の子達はというと、
『おまけ』7月5日蛹になり、12日はこんな感じ。順調のようです。
『きんかん』6日、前蛹の時に蜂に止まられていたので寄生されているかもと心配したけど、7月12日の時点で蛹に怪しい変色などは見られません。もしかしてセーフ?
『くろこ』7月10日終齢に脱皮。この模様はやっぱりクロアゲハのようですね。ナミアゲハより大きいなぁ。

毎日、ケースの掃除と食草の管理、イモムシと蛹の観察で結構忙しいけど、実に楽しい。
虫に動じないことの利点は、花屋をしていて虫が現れても困らないことだけではなかったのですね^^
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7月8日、初期メンバー最後の1頭、6月28日蛹化の『D』が羽化間近です。

 黒っぽい蝶の色が透けて見えてきた
 蛹が破れる部分に切り取り線(?)
 5時間後、胴体の縦縞模様がくっきりと
 更に4時間後、皮と中身の間に隙間ができて全体が白っぽく見える
今度こそその時を見逃すまいと構えていると
 来た来た~
 触角がピョン!
 よいしょ
 ふー
蛹の中の黒いものは幼虫時代の水分です。
それにしても、何で横にずれて出てきたのかなぁ。
蛹が傾いていたから、上を向くように板の角度を変えたせいかなぁ。
 くしゃくしゃの羽が
 だんだん伸びてきて
 ひと安心?
段ボールの板は、つかまりやすいよう表面を荒らしてあります。
それなのに、この直後何を思ったかいきなり足を滑らせて落ちそうに!!
思わず手を差し伸べて救い上げた時に触れた羽はまだふにゃふにゃで、今変な癖が付いたら飛べなくなってしまうので、ひやひやしながら粗相のないようそーっと蝶の止まった手を動かすと、彼女(またまた女子)は大急ぎでつかまりやすい私のシャツの胸ポケットに移動しました。
 わー、リアルチョウチョのブローチやー(*´ω`*)
『D』は真っ黒の大きな目で私を見上げ、「しばらく頼んまっせ」と言います。
仕方ないので羽が乾くまで止まらせてあげよう。

それから1時間余り、私はチョウチョをくっつけたまま行動していました。
そして『D』がゆっくり羽ばたき始め、私から離れて部屋の中をふわふわ飛び回り、再び私の手に止まり落ち着いたのを見計らって、そのままそーっと外へ出て、植木鉢の虫よけネットに止まらせました。

機が熟せば生きることの意味を探しに旅立つだろうと思いながらも、ちょっとドジなのでやっぱり気になって小一時間後見に行くと、まだ止まっています。
そーっと近付くと、すっかり乾いてしっかりした羽をパタパタさせたかと思うと、風に乗るようにふわーっと舞い上がり、しばらく真上を旋回してから空の彼方へ飛んでいきました。
7月6日、6月26日蛹になった『A』がやっと羽化しました。

今度は蛹から羽の模様が透けて見えたので、そろそろかと思っていたものの、2日前の『B』と違ってほとんど動かず、またしても気付いた時には蝶々でした。
しかも、勝手に『C』の陣地に乗り込んでいました^^;
女子です。

『B』より3日早く終齢になりながら1日遅れで蛹になり、蛹の期間も1日長い、のんびりさんはおとなになってもやっぱりのんびりさんで、手に乗せると飛んでみようともせず長い間私の手と腕を行ったり来たりして遊んでおりました。
ようやくパタパタと飛び上がってもすぐに降りてきます。
でももう羽もすっかり乾いているし、特に不都合もないようなので外へ連れ出すと、ふわっと飛んでブロック塀に羽を広げて張り付いてしまいました。
まだ乾かし足りないと思っているのか、とにかく慎重な性格のようです。
家を出入りしながら様子を見ていると、それから1時間ほど同じ場所でゆっくり羽を閉じたり開いたりして、遂に覚悟を決めたようにひらひら舞い上がっていきました。


『A』と外にいる間に、6月27日蛹化の『C』も蝶々に。
当然、その瞬間を見逃しました。
三連続見逃しはさすがに残念(´Д`)
この子も女子です。
ちょうどせっかちな『B』とのんびりさん『A』の中間ぐらいのペースで準備をし、当たり前のような顔をして飛び立ちました。
まだ『A』がブロック塀でのんびりしている時に、あてもなく飛んでいくのではなく、近くの高い木に落ち着ける場所を見つけて。

さて、唯一の放し飼い『きんかん』はどうなったのか。
順調に終齢まで育ち、前日は植木鉢の隅から隅まで歩き回り、この日前蛹になりました。

ところが、ここからが大変なことに!
前蛹は幼虫の柔らかい身体のままその場で動けないという極めて無防備な状態なので、小さな蜂にめちゃくちゃ狙われます。
目を離すとすぐ2~3匹やってきて止まり放題(゜Д゜)
彼女らの作戦は、幼虫の体内に卵を産み付け、蛹になった頃にその卵が孵化し、安全な蛹の中でチョウチョの材料食べ放題で元気に育った子孫をこの世に送り込むという、かなり卑怯なものです。
蜂に止まられた『きんかん』は、ちょっと迷惑そうにもぞもぞするぐらいであまり気にしていない様子。
何という鈍感力!
勿論私は『きんかん』が怒って(?)上半身をぶんぶん振るほど全力で蜂を追い払ったけど、もう手遅れかもしれない(><)
なるほど、自然に任せているとこうなってしまうのなら、アゲハの卵から成虫までの生存率1~2%にも納得です。
蜂だって本気です。
それでも諦めきれないので、植木鉢全体に虫よけネットを被せて下の方を紐でくくって金輪際良からぬ者が侵入できないようにしました。
これでダメなら、この子はそういう運命だった、キンカンの木が安全であることを教えるという大切な仕事をするために今まで生きてきたのだ、と思うことにします(´;ω;`)
さて、アゲハの幼虫と暮らす日々の中、家の中でこんなものを発見!

悪いけど、あんたの面倒まで見られんわ、と外へ放り出す。

ところで何でこんな所に?
この時期、花にはいろんな虫が付き始めます。
きっと、三代目にくっついてきたのだ、と思っていました。
ところが、売れる前に湿気にやられそうになり三代目が「売れへん」と切ってしまったトルコキキョウの水を換えていると、

なんじゃこりゃー(`з´)
ちょうど幼虫の胴体が通れるぐらいの穴!
花弁を破って中を見ると、食い散らかした跡が(´Д`)
これはまさしく奴の仕業に違いない。
冤罪だったらごめんよ。
でも、野放しにしたら何かやらかしそうな奴だ。
正体も暴いたぞ!
ガマキンウワバ!多分…〔注〕

矛盾しているとわかっていても、花屋としてはああするしかないのです。

〔注〕トルコキキョウに付く幼虫を調べ、画像とも一致しているようなので…
初めての羽化に感心した日の夜、『おまけ』に動きがありました。

アゲハの幼虫は、蛹になる準備として直径3cmぐらいの葉っぱ色の軟便を出します。
今までに蛹化した4頭の内3頭のその場面を目撃しましたが、皆、なるべく辺りを汚さないように枝に乗っている状態でお尻だけを枝から外してべちゃーっと。
勿論、便の上を無頓着に歩いたりはしません。
やっぱり綺麗好きなんやー

で、『おまけ』も例に漏れずそうして体内をデトックスし、落ち着いて蛹になれる場所を探し徘徊を始めました。
敢えて自然のままではなく飼育しているのだから、こちらが管理できる安全な場所で蛹になってもらわなければ、ということで、1~2時間は大きい段ボール箱の中で自由に歩き回ってもらい、脱走しそうになったら目の前に棒やら板やらを差し出しそれに移ってもらい、と幼虫の主体性を保ちつつさりげなくこちらの都合に誘導して、そろそろ疲れたであろう頃に、持ち運びできる棒や板に止まるように仕向けます。
 しばらくは頭を上にして短く縮こまってじっとしていますが、おもむろに180度回転し、この体勢。
口から糸を出してお尻を固定する足場を作っているのです。
初めは全然見えないぐらい細い細い糸がだんだんと白い塊になっていき、これで大丈夫、と思ったら、また回転してそこにお尻をくっつけます。
 今度は打って変わってアクロバティックな動きで、帯糸(たいし)という輪っかを作ります。
 見えない糸を出して
 端は板にしっかり付けて
 もう一方の端も外れないように付ける。
 糸を手(?)で支えながら更に糸を重ねて太くして
 何度も繰り返して
 丈夫な糸の輪を作り
 下からくぐって
 背中のいい位置で止める。
 3時間後、安定した前蛹。
3対の手(脚)を合掌。
誰に教わるでもなく、実に上手に自分のことは自分でする。

 そして、概ね1日後、脱皮して蛹になるのです。
お疲れさん!
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プロフィール
HN:
Lantana
性別:
非公開
自己紹介:
「樋口生花店」

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 水道筋3丁目1
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 (灘中央市場北入口を
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