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先日市場で買い物をしていると、隣で二人組のおばさんが「あら、安いのね」「まあ、珍しいわね」などと話しているのが聞こえてきました。
コテコテの神戸弁とは違う言葉遣いや話の内容から、どうも初めてここへやってきたようです。
こんな風に初めてこの市場に来てくれる人がいるなんて、とても嬉しくなりました。
いつも同じ店に同じ顔ぶれが出入りするばかりで、そのメンバーも年を追うごとにじわじわ減ってくる。
そうなると店も一軒二軒となくなっていく。
それではいけない、一人でも多く新しい人に来てもらいたいのです。
最近、下町ツアーなるものがあちこちで開催されているようです。
下町の町並みを見学し、下町の店で買い物をし、下町の人情に触れるのを楽しむとはどういうことでしょうか。
市場がスーパーマーケットに取って代わられた原因の多くは、買い物が一箇所のレジで済まないことと市場ならではの対面販売の煩わしさにあるはずなのに、何故かそれらを売りにしています。
あのおばさん達も、もしかしたら個人的に下町を体験しに来たのかも知れません。
時代は巡っている、波がある。
今は敬遠されていても、いつかは見直される、そんなものだと思います。
それでは、今はまだ活気のある台湾の市場も、日本のように衰退していくのでしょうか。
そして何年後、何十年後かにまた甦るのでしょうか。
三代目と私は、台湾の市場がこれからどうなっていくのかを見てみたくもあり、毎年台湾へ足を運ぶのです。
カサブランカ(百合) 高知産 1本600円
紅桃 香川産 1束300円
なたね 淡路産 4本150円