Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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あ~間が開いてしまった。
昨年9月にレギュラー店員になってから、どうもブログが書きにくいのです。
ネタがありそうでないんですよ、これが。
日々思うことはあっても、これって書いたらマズイかな、とか考えてしまいまして…
でも、まあそれまでは職業を聞かれれば「花屋の女房または季節労働者」だったのが、「花屋」と答えてもよさげな身分になり、三代目と共通の話題が増えたので、ヨシとしましょう。

ところで、店にいると当然いろんな花を見ることになります。
当店は基本的に目指せ売り切れ御免、廃棄最小限、花だって生きてるんだーなのであまり種類は多くないはずですが、それでもスプレー菊やカーネーションなど、よくもまあこんな色柄があったもんだと感心することが多々あります。

simasima.jpg



例えばこんなのとか。
シマシマ^^



変わった色といえば、サントリーフラワーズとオーストラリアの企業が遺伝子組換え技術により世界初の青い(色素を持つ)薔薇を生み出し、2009年アプローズという名で発売しました。
(厳密には青い色素を持つ薔薇はあるが、交配親には向かないそうです。)
ネットで調べると小売値が何と1本3000円以上!!!っちゅーことは、三代目は絶っっ対仕入れないので、青が見たけりゃ自分で苗を育てようと。

Lovely_blue.jpg


で、今年も咲きました!
ラブリーブルーです!
花径5~6cmのミニチュアローズです。


この品種は遺伝子組換えではなく交配を繰り返し赤い薔薇から赤い色素を抜いていって作出されたものと思われますが、結構いい色出てるかな。
薔薇はツユクサやデルフィニュームのような青にはなかなかならないらしく、写真を見る限りアプローズもこれぐらいの青紫でした。
頑張ったね、ラブリーブルー^^
 

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彼岸はとっくに過ぎ、昨日はウソもつきそびれ…いや、話のネタを思い付かず三代目からもネタが回ってこなかったってことなんですがね^^;

大変遅ればせながら、彼岸の結果発表です。
天気は悪いが墓花だけはよく売れ、私は店先にて墓花作りマシーンと化しておりました。
だって1対(2束)1000円ですもの。
しかし、他の花は売れませんねー。
皆さん彼岸だからといって花を入れ替えたりしないのでしょうか。
うちだけではありません。
周りの花屋さんも今年は例年以上に売れなかったようです。
小売が売れないお陰で切花の卸値はとても安く、このままでは生産者、卸業者、小売業者の全てが共倒れです。

えっ?物価2%アップを目指すとな?
花に関しては無理っぽい。
これだけ安くても売れないのに…
吉と出るか凶と出るか懸念満載のTPP、花は元々輸入には関税が掛かっていないけど、これで加盟各国への輸出も非課税になればどうなるんでしょうね。
高品質の日本の花ですから、もしかしたら海外で大人気になり国内が品薄になり、取り敢えず卸値は上がったりして。
でも、その分を小売価格に乗せられるかというと、うーん、「これだけ安くても売れないのに…」と繰り返してみる。

要は、日本人の花に対する意識が変わらなければならないのです。
花より団子とはよく言ったものです。
団子も美味しいけど、花もいいもんですよ^^


sakura2013.JPG






で、今真っ盛りの桜と、




arrangement.JPG





珍しく自主的に作った春のアレンジを。
マーガレット、チューリップ2種、アルストロメリア、ピンポンマム。

 

帰宅して玄関のドアを開けると、「くっさ~(TдT)」
キッチンやら洗面所やら、あらゆる排水口を嗅ぎ回っても、違う…
あ、もしや?!とひらめいて花瓶の傍へ行くと、いましたよっ、犯人が!

hisakaki1.jpg

青々とした葉っぱにかわいらしい花、最近いきなり暖かい日があったりしてよく咲いたので、臭さも全開です。





hisakaki2.jpg

非榊(ヒサカキ)!
下草とかビシャコとかシャシャキとか呼ばれるものです。
いつもひっそり仏花や墓花の一番後ろに束ねられ、名前まで「榊に非(あら)ず」って、何とも地味な木です。



hisakaki3.jpg

おまけに花は葉っぱの裏側に付いているという…
それが、こんなカタチで自己主張するとは!
いや~参った参った。




ところでここ神戸では、神棚には榊(本榊)、仏壇やお墓には非榊を使いますが、関東以北や北陸では非榊を神棚に供えるのだそうですね。
へ~、知らなかった。
パッと見は枝振り、花の色や付き方などとても似ていて、だからこそ非榊が榊(=神の木)になるのでしょうが、あの香りは似ても似付かないぞ。
葉っぱもよく見れば、縁が滑らかなのが榊、ギザギザなのが非榊。
どちらもツバキ目ツバキ科だけど、榊はサカキ属、非榊はヒサカキ属、ってそのまんまやん!

さて、間もなく春の彼岸がやってきます。
彼岸の入りは3月17日です。
花粉だ黄砂だPM2.5だと、出掛けるのが不安になる今日この頃ですが、メガネやマスクでガードして素早くお墓参りに行きましょう。

寒いですねー。
寒い時期に高いのは、白い花です。
白い大菊、白いストック、白い百合、白い胡蝶蘭…つまり、これらは不祝儀に出番の多いものです。
その他は、小売が全くダメダメなため例年より安いです。
でも入荷量は少ないのです。
入荷量が少ないということは、生産量が少ないということです。
売れないから作らないのかな?
いや、どうもそれだけではなさそうです。
寒ければハウスを温めるのにより多くの燃料を要するし、おまけに急激な円安でその燃料も値上がりするだろうしで、やってられないのではないでしょうか。
そんなこんなで、生産量は更に減ると思われます。
なんか、もう、ジリ貧で…
大田花卉の社長によりますれば、関西の卸売市場1社倒産、関東では2社自主廃業だそうです。
神戸でも、小売の生花店がちらほら自主廃業し、街を歩けばあちこちで小売店や飲食店のシャッターが閉まったままになっています。
ここで消費税が上がろうものなら、更にこの現象は加速するでしょう。
ああ~も~、景気の悪い話ばっかりで、力抜けそうや´Д`

そういえば、小売は小売でもこんなやり方もあったなぁ。
coop1.jpg


近所で見掛けたコープの宅配車です。


coop2.jpg


しかし、このセンスは、何と言うか^^;


 

スポーツ指導における体罰が大問題ですが、気になって仕方がないことが二つ。

そもそも「体罰」は「罰」であるから、「何か悪いことをした時」に反省を促す手段や他の人への抑止力として行使されるものを指すはずです。
従って、スポーツで強くなるために有効な指導法と勘違いされているアレは「体罰」ではなくただの「暴力」です。
日々上を目指して頑張っているアスリートに対して「罰」??
訳わからん!
「罰」なんていうから何となく正当化され習慣化されてしまったのではないか。
体罰を受けたことのある高校生の中には、よかった、ためになったと語る子もいるらしいけど、余程練習中に悪さをしたりして叱られた時の体罰でもなければ、それは洗脳されているか真性のMかのどちらかです-"-

もう一つ、昔から鬼コーチとかスパルタ監督には何故か「竹刀」が付き物ですが、私はこれに物凄い違和感を覚えます。
中学、高校と剣道をしていたので、「竹刀」は武士の「刀」と同じだから大切に扱わなければならない、特に決してまたいではいけないと教わり、至極もっともなことと認識していました。
確かに竹刀は、バットやラケットやゴルフクラブましてや傘やゴボウとは異なり、元々人を打つ(斬る?)ものです。
だからといって、全く剣道と関係のない場面で恫喝、脅迫の道具になっているのは明らかにおかしい。
世界中の剣道家を始め心ある人は、是非この失礼な慣習を糾弾するべきです。
そして、今まで当たり前のように不本意にも体罰の名を借りた暴力の友だった気の毒な竹刀を野蛮人達から取り上げれば、少なくとも竹刀による指導と称した暴力はなくなるはずです。
誰か有名な人~テレビで声を大にして言ってくださ~い!

spray.jpg
…今日も花と無関係でした^^;
せめて画像だけでも綺麗なのをどうぞ。
スプレー菊いろいろ^^

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プロフィール
HN:
Lantana
性別:
非公開
自己紹介:
「樋口生花店」

所在地
 兵庫県神戸市灘区
 水道筋3丁目1
 灘中央市場内

 (灘中央市場北入口を
 入って北側2軒目)


営業時間
 8:15~18:15


休業日(曜日により変更することがあります)
 お盆終了後2日間
 1月1日~1月7日
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