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今までに何種類の値札を作ったか調べてみました。
何とおよそ1100枚!
初めての種類の花を仕入れたり値段を変えたりする度に三代目が持ってくる手書きメモを、ワードで作ったテンプレートに入力して印刷。
それを繰り返すこと約10年で、これだけ溜まったという訳で…
ざっと見て目立つのは百合の名前です。
百合は当店が得意とするところで常時数種類置いているので、折角だから名前も明示しようとどんどん作って、今となっては、こんなんあったんや…などという滅多に登場しないものも多々あります。
確かに私が作ったのに、すっかり忘れてるわ^^;
でも、忘れてもいいんです。
必要ならまた思い出せばいいんです。
それに、忘れることはいいことです。
先日、三輪明宏さんが凄くいいこと言っていました。
『不安になったり憂鬱な気分になっている時は、未来の取り越し苦労、暗い過去、怒り、恨み、必ず何かにこだわり続けている時です。
そういう時は忘れ上手になること。
考えないよう努力すること。
心の中からきっぱり追い出してしまうことです。』
おお~。
竹取物語を思い出したよ。
かぐや姫が月に帰る直前に、人間界での暮らし、お爺さんやお婆さんのこと、全てを忘れる天の羽衣を月の使者に着せられるのですが、これも単に低レベルな人間界のことなんぞ忘れてしまえーっというだけでなく、姫に辛い思いを引きずらせないための配慮だったのかも知れません。
年を取って忘れっぽくなるのも、ともすればたいそうなボケっぷりを発揮するのも、長年の経験の中の嫌な思いや今後自分がどうなってしまうのかという不安を少しでも軽くするための天恵かも知れませんね。