Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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桃の花、完売です!
安くて良いものを提供できましたので、お客様には喜んで頂けたことと思います^^

ところで、三代目はまたもやショックを受けています。
よく買いに行っていたパン屋さんが閉店してしまったのです。
本格派のパン、若夫婦が頑張っていたのに…
原料高のせいでしょうか。

およそ3年前、小麦の高騰で讃岐うどんブーム真っ只中のうどん業界が大変困っていると報道されていたのを覚えています。
あの時は行き付けの天ぷら屋さんが辞めてしまって残念だったなぁ。
そして今度も><

真面目に商売をしていても、数年サイクルでまるでタイミングを見計らったかのように「事件」が起こり、その度にたくさんの善良な店が脱落していきます。
農作物の値段は天候や自然災害に左右されるとは言え、値段を付けるのは人間なんだから、マネーゲームの煽りを食ったと言えなくもない。

そう言えば、一昨年の春の新型インフルエンザ騒ぎで発生源(?)とされ、一時期人通りが極端に少なくなった神戸では、ただでさえ不景気で青息吐息だった多くの飲食店が止めの一撃を刺されました。
私達がたまの楽しみに訪れていたお店も、ほとんどゴーストタウンのような街を歩いて行ってみると、シャッターに張り紙が゜0゜;

そうかと思えば、最近三宮で若い経営者がミシュランの星を獲得して成功しているという話も耳にします。

世の中のトレンドを操作するごく一部の人間に、皆が振り回されているのです。

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3月3日の桃の節句の直前になって、桃が大暴落しました。
入荷量は少ないけれど、多くの花屋は以前高値で仕入れた分が売れなくて今回は仕入れを見送ったのです。
当店はラッキーなことに安い時ばかりに仕入れられたので、安くて良い桃の花を提供することができました。

また嬉しいことに最近特に、本当に長持ちして素晴らしい花だったとお客様からお褒めの言葉を頂きます。
昨年から三代目は、仕入れ値は高めでも上位階級の花を中心に揃えるように心掛けているそうです。
激安競争の激しいこの地域でかなり勇気の要る選択だったと思うのですが、その方針がどうやら実を結んできたようです^^
一過性のものではありませんように-人-

ジャスティナ(オリエンタル百合) 高知産 1本400円





ジャスティナ(オリエンタル百合) 高知産 1本400円




カサブランカ(オリエンタル百合) 高知高石産 1本700円





カサブランカ(オリエンタル百合) 高知高石産 1本700円




カサブランカ(オリエンタル百合) 高知産 1本450円





カサブランカ(オリエンタル百合) 高知産 1本450円
 

桃の花が売れません。
先日の予言通り高いです。
周りを見ても桃の花を買って持ち歩いている人は滅多にいません。
花屋だけでなく、この地域は本当に不景気のようです。
去年開店した安くて新鮮な寿司屋さんも、日本一安いと豪語する肉屋さんも、初めは行列のできる店でしたが、今は、う~ん…
安くて駄目なら一体どんな店が売れるのかっ!
―と思ったら、ありましたよ、一軒だけ。
3年ぐらい前にできたミニスーパーです。
最初はほとんど八百屋さんでしたが、今では肉も魚も乾物も卵も牛乳も、その他一通りの食品が揃っています。

そこで買い物をする度に何故これだけ流行るのか考えて出した結論は、
 1.立地条件が良い
 2.結構安い
 3.狭い
 4.品揃えがツボにはまっている
ということ。
は基本でしょうね。
について、何もかもが激安だと食品の場合何か胡散臭いので、適度な割安感がよろしいのではないでしょうか。
は大事です。
入口にドアがなく、店内は楽勝で見渡せて、商品は低めに陳列してあり、通路は擦れ違うのも難しいぐらいのこのお店、まず敷居が低いのは良いことです。
そして普通のスーパーのように手が届かないぐらい高い所まで商品が積み上げられていないので、見落としたり諦めたりしなくて済むし、何がどこら辺にありそうかも分かりやすい。
また、狭いと常に混雑状態なので、外から見てナニゴトかと思うほど人目を惹きます。
の品揃え、「アレはあそこにあるやろう」と行けば大抵あるのが嬉しいんです。
利用者の希望を店側が把握していると同時に、店側のコンセプトが利用者に伝わっていると言えるでしょう。

以上を考えるに、当店に欠けているのは何か。
思いっきりです!
商品が必需品でないことは置いといて、だけど^^;

今年の桃の花は、夏の高温のため花が付きにくく生産量は昨年の4割減だそうです。
もちろん値段もこれからどんどん高くなります。
三代目は予めこの情報を知っていたので、予約販売で安く仕入れることができました。
売り切れてしまえば高いものを仕入れなければなりませんが、取り敢えず…
時々ここでも書いているように、花の仕入れは情報が命です。

さて今後、きな臭い中東情勢や大手穀物輸出国であるオーストラリアの水害の影響でじりじりと食料品の価格が上がりインフレになること必至ですが、個人事業者も大企業の傘下の店も仕入れ代金をそのまま小売価格に転嫁するのは難しく、ますます経営が厳しくなります。
そして余力のある店、というより、より多くの借金ができる店が安売りをして(瀕死の状態で)生き残る。
いっそのこと高いなら高いで価格を統一してしまえば、店側もライバル店の動向を冷や汗を掻きながら窺わずに済むし、消費者もどこで買おうか迷うまでもなく諦めが付くのではないかとさえ思います。
でもそれは自由競争が原則の我が国ではあり得ないのでしょうね。
切花に関しても、燃料代や肥料代が高くなるため生産コストが上がりますが、食料品と違うところは、小売が高かろうが安かろうがまず最初に節約の対象になってしまうということです

各産地より遅れていた切花が大量に入荷したことと、小売が売れない状況が重なり、値段はかなり安いです。
葬儀需要も少し一服のようです。
しっかしながら売れない。
本当にどの花屋も困っています。
これから益々淘汰され、生き残るのはごく一部の店だけでしょう。
それは小売店ばかりではなく、生産者や卸売市場、卸問屋にも言えることです。

先日テレビで、牛乳屋さんが牛乳以外に米やその他の食料品を一緒に配達し、利用者にとても喜ばれているという話が紹介されていました。
更に自治体と協力し、牛乳の飲まれ具合で安否確認も行うそうです。
牛乳の宅配の勧誘がたまにやって来ても、牛乳は必要な時に必要なだけ自分で買いに行きますのでと速攻で断ってしまう私には思いもよらなかった連携。
宅配牛乳の業界だって、私のような者が大勢いれば大変に決まっています。
それでも皆さん並々ならぬ経営努力をしているのです。
それに比べれば、当店はまだまだ努力不足です。

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プロフィール
HN:
Lantana
性別:
非公開
自己紹介:
「樋口生花店」

所在地
 兵庫県神戸市灘区
 水道筋3丁目1
 灘中央市場内

 (灘中央市場北入口を
 入って北側2軒目)


営業時間
 8:15~18:15


休業日(曜日により変更することがあります)
 お盆終了後2日間
 1月1日~1月7日
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