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あれほど仕入れ値の高かったストックが大暴落を起こしました。
当店でも、3Lサイズの白とピンクをそれぞれ1本100円で販売しています。
暴落の訳は、雪で出荷が遅れていた福井県から大量に市場に入ってきたことにあります。
どうしても産地間競争が激しく作付面積の調整ができないため、価格が変動します。
それに比べて小菊は、1月~3月ぐらいの間沖縄産が大多数を占めて競争相手がなく、作付面積の調整が可能です。
農協がそのあたりを指導しているらしく、小菊の相場は高値安定です。
最近、三代目が和歌山を訪れた時、地元の大きな直売所で売られていたのは和歌山産ではなく沖縄産の小菊でした。
あまり知られていないようですが、切花は沖縄県の主力農産物であります。
天与の気候が花の生産に大変適しているのです。
冬は沖縄産の切花がなければ花屋はやっていけません。
桃といえば3月のイメージですが、花市場にはもう入荷しています。
もちろん、当店でも販売しています。
1束300円!
更に春らしいナタネ(菜の花)も、4本150円とお買い得です。
三代目が仕入れる桃の花は、先端の蕾まで開花すると毎年大好評です^^
正直年々販売量は減ってきています。
しかも、先月は寒さのため切花の仕入れ値が昨年の30%増でした。
だからといって、このご時世で販売価格にはあまり上乗せできません。
それでも、お客様から頂く「長持ちした」「とても美しかった」という言葉が毎日の励みになります。
―買った人は花の良さを分かってくれる。
その真実を支えに、我々花屋は精進しなければと思います。
葬儀は残念なことですが、そこに花がなければ更に残念なセレモニーになってしまいます。
現在、その葬儀需要のため切花がとても高いです。
特にストックは、入荷量が多いのに仕入れ値は1本120~150円もします。
こういう年があれば、生産者も報われ今後の生産意欲に結び付きます。
淡路島や神戸市西区の伊川谷町のストック農家は、少し安堵していることでしょう。
ただ今年のストックの高値の原因の一つには、雪による出荷の遅れというのもあります。
ニュースを見ると生産地である福井県や京都府北部は2m以上の積雪だそうで、そんなに積もったらハウスが潰れてしまわないか心配になります。
本当に自然相手の仕事は大変です!
新燃岳(しんもえだけ)の爆発的噴火の被害で連日報道されている高原町(たかはるちょう)は、大菊の大生産地です。
菊農家の方がインタビューを受け、ビニールハウスに灰が積もりハウスの中を温める加温装置に障害が出て、春の彼岸用の菊の出荷が遅れるかもしれないと話していました。
また、今年は昨夏の高温のため大菊の葉にサビと呼ばれる白い斑点が発生して困っている花農家が多いそうです。
このような花は見た目が良くないので、消費者に敬遠され市場価格もかなり安くなってしまいます。
更に、最近では白の大菊が中国から大量に輸入され、国内の生産者は脅威に晒されています。
ハウス暖房の燃料代もこの寒さで1.5倍だと聞きます。
もう何だかやられっぱなしです-"-;
でも、今週末にかけて少し暖かくなるということなので、花を育てる環境は少しはマシになるかもしれず、買い物に出かける人も増えて、ついでに花でも買ってみようかなと思う人が一人でも多く現れないかなと期待しています。
今年は例年以上の寒さに加え、全国的に鳥インフルエンザ、九州では火山の噴火と大変なことが立て続けに起こっています。
特に宮崎は菊とスイートピーの大産地で、今後火山灰などの影響が必ず出てくると思われます。
生産者の方のご苦労をお察し申し上げます。
当店では、花が長持ちするので相変わらず売れません。
入荷も以前同様少ないです。
しかし、この寒さのためいつもなら販売時期が過ぎているスイセンが豊富にありますし、出荷が遅れていたチューリップやアルストロメリアの種類も多くなりました。
桜桃も四国から入ってきました。
三代目もそろそろ販売しようと仕入れの計画を立てています。
早くもう少し暖かくなってもらいたいものです。
去年の夏、あれほど暑さに参っていたのは何だったのでしょうね。