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またしても天候のせいか、今、ストックが最盛期を迎えています。
例年では考えられないことです。
また、チューリップやアイリス、スイセンなどもかなりのまとまった量の入荷があり、値段も小売りが売れないためとても安く、おかしな状況です。
地球の軸がずれてきているらしく、日本は温帯から亜熱帯へと変わりつつあるとか。
おかしいわけです。
ということは、今までは暑かったのに寒くなっていく地域だってあるはずです。
地球温暖化はマユツバモノのプロパガンダか…
まあ真実は永遠に謎に包まれたままでしょうが、事実は深刻です。
小売店だけでなく、花農家も予定通り花が咲いてくれないためとても困っていることでしょう。
更に天候に関係なくおかしいこともあります。
あの人気のカスミソウが全く売れないのです。
百合と組み合わせて売れる物、という常識がもはや通じなくなってきた。
百合なら百合だけ、添え花は節約ですか。
これほど花が売れないのに、大田花きの社長によりますと、日本には花屋がヨーロッパの7~8倍あるそうです。
ふぅ。
花の仕入れ値は相変わらず安く、店頭でも全く売れません。
特に小菊が安く、最近出荷を始めた沖縄の生産者は困っていることでしょう。
沖縄産の小菊は品質抜群で、我々花屋も信頼しています。
更に沖縄の農協は市場調査をしっかりとして生産者にすぐに状況を伝えるので、価格の暴落が少ないのです。
しかし今年は気温が高めで花の生育が早過ぎるのと不景気の影響を受け、予想外の事態に陥っています。
例年11月は沖縄産の菊や小菊は少なく12月に入って増えてくるのに、今頃からまとまった数の入荷が見られます。
当然ながら、この反動で恐らく一番需要がある年末には品不足になるかと。
マズイよこれ。
ところで先日ファミレスでつい安さに釣られて外国産の牛肉を食してしまいました。
むむむ…このエンドレスな噛み応え、このまやかしのタレ、これはまさしく外国産の―
話題騒然のTPP、こんなものがBSEのオマケ付きで益々大量に入ってくるって、放射能汚染よりマズイよこれ。
チェーン店、今や右を向いても左を向いても似たようなお店ばかりです。
しかし、花屋のチェーン店はほとんどありません。
一部の例外を除いては、花屋は不思議なことに大きくなればなるほど経営が厳しくなり、いつしか消えてしまうのです。
理由は、花は生き物なので管理が必須であること、同じ物を全ての店舗に並べられるよう調達するのが難しいこと、そして最近では販売や管理の人員確保が難しいことが挙げられます。
仕事を探している人は大勢いそうなのに、花屋が大変な商売だと実はバレバレとか?!
だからと言って、単独店が安泰なはずもなく、生活必需品でない物を扱う難しさは変わりません。
それでも三代目はこれしかできそうにないので、11月に入りそろそろ来年のことを視野に入れ、今年に引き続き店舗の改装を進めようという話になりました。
従って、今度の正月は台湾の旅はナシ。
その代わり、床の張り替え、棚の交換など大工仕事がてんこ盛りです。
私は結構こういうのが好きなんですよ。
変化が目に見えるし、達成感があるし^^
素人パワーでどこまでできるか、楽しみです。
信じられないぐらい安いんですよ、花が。
あの高かったのがウソのようです。
いつもながら、花の相場は乱高下が激しくとても難しい商売です。
また一般的な花屋は、仕入れが高くてもあまり高く売らず、安くなれば競って安く売ります。
しかし当然それでは経営が成り立ちません。
当店も残念ながらその傾向があります。
今後の課題ですね。
現在のお勧めは、カサブランカ、ソルボンヌ、シベリアなどのオリエンタル百合です。
当店では蕾が7輪付いたカサブランカが何と1本500円!
どうです?地域によってはあり得ないんでは?
その他の花も推して知るべし、超激戦区真っ只中です。
今のような季節の変わり目は葬儀用の需要が多いけれど、本当はもっと普段使いの花がコンスタントに売れてほしいものだといつも思います。
花がやっと安くなりました。
種類も多くなり、これからは商売がしやすくなるでしょう。
ただ、気候が良くなるにつれて切花の持ちが良くなり、売れ具合は悪くなるかもしれません。
今、三代目はとても悩んでいます。
それは韓国産の百合のこと。
品質が向上し軽視できなくなってきたのです。
値段も手頃でどうしても売れ筋商品になりやすい。
もちろん日本産の方が上だけど価格は倍以上です。
仕入れの技で数々の難局をクリアしてきた三代目、韓国産と日本産のバランスをどうするのか思案のしどころです。
TPPが締結されれば、花も含め安い外国産の農作物が大量に輸入され、日本の農業は確実に打撃を受けると思います。
(農業だけじゃないけど、話が長くなるので…)
今の日本は、とにかく価格の安さが何より優先される傾向が強過ぎます。
(一部の富裕層の間では、先行きの不透明感から将来換金できるものとして高額商品を買い漁るのが流行っているそうですが…)
それなら負けじとこちらからは外国産には真似できない高級品を作ってバンバン輸出すればいいという考え方もありますが、どれだけ買ってくれる国があるのか。
それに、TPP加盟国以外で日本の高級品を買ってくれそうな中国では早くもバブル崩壊の気配が軽~く漂い始めているとか。
日本のあのバブル期が3~4年だったことを思えば、世界情勢の変化が当時より加速している現代ならそんなもんでしょう。
ヨーロッパも中東もてんやわんやで、アジア最大の国が何だか危うげで、こんな時はもう暫く様子を見るのが得策やで、普通!