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花は入荷量が少し増えたので、ほんの少しだけ安くなりました。
それでもまだかなり高いのですが。
こんな時、韓国産のオリエンタル百合は安くて花屋さんに大人気です。
韓国の百合は小振りなので墓花や葬儀用に適しています。
輸入物と言えば、最近の中国産の白の大菊は特に状態が良く、農薬も以前ほど使っていないようだし、日本の菊農家にとってはいずれ強力なライバルになるでしょう。
ところで、中国産の菊の箱に英字新聞が入っていました。
(花を箱詰めする時は、大抵新聞紙を敷きます。包装用ではありません^^;)
ひょっとして、中国の花農家の人達は英語も普通にOKなのではないか、と三代目は思っているようです。
今、TPPのことが議論されていますが、これは日本国民全体に影響を及ぼす重大な問題ですよ。
農業は勿論、医療、保険、その他諸々幅広い分野に関係のある話です。
長くなるのでここでは語らないけど…
花は20年振りの高値ですが、予想通りお客様は仕入れ値がどれだけ高かろうが納得した価格でしか買ってはくれません。
大菊の白と黄は仕入れ値と販売価格が同じという大奉仕状態なのに、それでも高く感じるようで-"-;
更に当店は厳選した商品しか仕入れていないのでどうしても種類が少なく、それも不満のようです。
ただ三代目は、長年の経験でこんな時無理にたくさん仕入れて安く売るとどんな目に遭うかよく分かっているので、作戦変更はしないつもりです。
同業他店で明らかに損をして売っている所もありますが、結局値段だけで付いているお客様は値段が高くなればそれだけの理由で離れていくのです。
それに、そんな借金頼みの狼狽売りのようなやり方ではいずれは破綻します。
一体どれだけの人が、踏み倒して逃げ切れる分厚いツラの皮と毛深い心臓を持ち合わせているのかねぇ。
切花が高い。
何もかもが高い。
ここまで花の価格変動が激しくては、商売が成り立ちません。
例えば、スプレー薔薇だと安い時は仕入れ価格1本50円ぐらいの物が、昨日は270円です。
店頭では通常200円前後なのに。
黄色の大菊も150円、この仕入れ値そのままで売っても誰も買わないと思います。
今日の日経新聞によれば、サケやサンマなど秋魚が不漁で産地価格が高騰し、東京・築地市場の卸値を上回っているそうです。
小売りの買い意欲が低調なため、卸売業者は産地で仕入れた価格に利益を上乗せできないどころか、赤字で販売している、ということ?!
今後、様々な業界で同様の現象が起こるかもしれません。
これでは、一時的にでも赤字販売をして持ち堪えられる余力のない店は淘汰されてしまう。
本当に困ったもんです。
包装紙って、どうなんでしょうね。
よく英字新聞みたいな、パッと見で読めないような言葉がびっしり書いてあるものを見掛けるけど…これって結局、何となくオシャレだから?
何でオシャレと感じるのでしょうか。
それはきっと異国の文字だからです。
普段目にしている日本語だと、慣れっこになっていて新鮮味がないのです。
実際新聞だったらもしかしたらあまり喜ばしくない記事も載っているかもしれないのに、英語やフランス語ならオシャレかいな。
何年か前、タイで日本の文字、特に平仮名が流行っているという話をテレビで見ました。
とにかく平仮名なら何でもいいらしく、街にはいろんな日本語が書かれたTシャツがたくさん売られています。
どれが最も人気があるか聞いてみると、若い女子店員はウソかホントか「ひよこ」(!!)とでっかく書かれたものを出してきました。
その言葉の意味は「知らない。でも絶対クールな言葉だと思うわ^^」と…
うーん、奥が深い。
分からないものに対するアコガレ?は、万国共通なんでしょうかね。
因みに、見慣れた平仮名も頭を真っ白にして見ると結構面白い。
「ぷ。」(ボウリングをしている人)、「でつ」(スヌーピー)とか。
えー、当店は日本の新聞派です。
折角の彼岸は台風の大雨、当店を含めどの花屋も売れないでしょう-"-
でも!多くの花屋さんには大量の在庫があるんですよ。
それは何故か。
天下の彼岸だ、雨でも売れると信じ、また、お客様に「花が少ない…」と言われるのが嫌なのです。
売れない予感がありながらあまり根拠のない自信やら見栄やらに後押しされてどっさり仕入れてしまい、結局廃棄の山に囲まれ呆然とする。
本当に遅れた業界です。
他の業界では天気、気温、景気などを参考に的確な仕入れをするのが常なのに、この業界はデータなど持たずその時の気分で仕入れる店がかなりあります。
三代目はそんなけったいな慣習に流されず、大切な仕入れを冷静に行いたいと思っています。