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相変わらず切花は安く、冬でこんなに安いのは三代目の記憶にないほどです。
小売りで売れないから安いのであって、当店も当然、売れません-"-;
だって、1ヶ月以上持つんですから…
この時期いつもならよく売れるチューリップ、スイートピー、フリージア(いい匂いですね^^)もあまり売れず、健闘しているのは菊と百合ぐらいです。
菊でも、アナスタシアやピンポン等の変わったものは、例年ほどは売れません。
結局定番中の定番ばかりで。
花のように元々自然のものは、季節に合わせて楽しむのが本来の姿だと思うのですが…
何かこう、スタンダードなものばかりが売れるのは、大災害の後の安定志向つまり足元を固めて堅実に生きるが吉、みたいな傾向に関係があるのかなぁ。
もちろんそれってとても大事なことで良いことには違いないけど、何も花の選択にまで反映させなくても…って実のところどういう理由でそうなっているのか分かりませんが^^ゞ
昨年末、店頭に出て思ったのは、お客様の好みが結構限定的だということ。
当店はほとんどの花が1本売りOKなので、正月用のセット花束に更にお好みで花を足すお客様がたくさんいらっしゃったのですが、大抵は同じような組み合わせになっていました。
"普通"はどんなものかをどうやら気にしているらしい。
まあ持ちの良し悪しとかである程度絞られてしまうにしても、"普通"って何でしょうね。
そんなの人間が勝手に言ってることで、花たちはどんな組み合わせにされても何も気にしないはずです。
土に植える場合は、コンパニオンプランツ(共栄作物、共存作物)という相性の良い植物の組み合わせがありますが、切花は一度生命の元を断ち切られて第二の命をただ精一杯咲くためだけに生きるものですから。
"普通"を心の隅に置きつつも、"普通"に振り回されないでいたいものです。