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今年の千両は、台風の影響が少なかったこともあり、実付きがとても良いです。
松も良い仕入れができました。
しかし心配なのは、世間で話題の価格競争、安売り合戦。
ジーンズだけでなく、花にもあるんですよ…
花の値段が下がれば、この先花を作る生産者がどんどん減ってくるでしょう。
現実に花から野菜へ転向した農家もあると聞きます。
大量に売るために安売りをした結果売る物が供給されなくなってしまえば、それこそ本末転倒です。
今の日本は危険です。
これからの商売は、商品が安くて高品質なのは当たり前で、それプラス付加価値、たとえば商品そのものの希少性、オマケ、更には気持ちの良い接客などが重要になると思います。
三代目は生まれつきの商売人なのに、実は接客があまり得意ではありません。
セールストークが下手というか、購買意欲をそそるような言葉がすらすら出てくるようなタイプではないのです。
でも、せめて愛想だけでもと努力中のようです^^;
納得価格の千両と、努力している三代目、是非よろしくお願いします!
最近、造花の仏花や墓花が結構売れていると聞きます。
京都など観光地の有名な寺院でも、本堂の仏様の前に造花が供えてあるのを見かけます。
造花より生きた花の方が、絶対仏様やご先祖様に喜んでいただけると思うのですが…
以前台湾を旅行した時、やはり観光地となっている幾つかのお寺へ行きましたが、そこには必ず生花が供えられ、観光客に混じって多くの地元の人らしき老若男女が皆大変熱心にお参りしていました。
幼稚園に行くか行かないかぐらいの小さな子まで、隣の大人を真似ながら神妙な面持ちで手を合わせて^^
一方、日本では信仰心が薄れてきているとつくづく思います。
この信仰心とは、何か特定の神仏への信心というより、目に見えないものに対する畏敬の念とでも言いましょうか。
とりあえず見た目だけ整えれば良しとする考えが、枯れない造花を供える発想に繋がっているのか…
新年ももうすぐですが、生の注連飾りや松竹梅で正月を迎える日本古来の風習を、これからも是非受け継いでいってもらいたいものです。
中国の珠海にいる三代目の友人は、日本を離れてみると日本の良い所がより明確に分かると言っています。
ある日、三代目は、国内産があまりにも高かったため代わりに仕入れた中国産の白菊で仏花の束を作っていたところ、物凄く気分が悪くなりました。
これは恐らく農薬の仕業!
噂に聞いていた通り、中国では生産者によっては日本以上に大量の農薬を使用しているようです。
花は見た目が大切なので、生産者は虫が付かないよう気を遣い、農薬に頼ることも日常茶飯事です。
でも、私たちを癒してくれるはずの花がその美しさを保つために有害なものをまとっているなんて、何か矛盾していますよね。
かといって、安心して触れる無農薬の花を量産するには大変な手間が掛かってしまい、現実的ではありません。
個人の庭の小さな花壇だったら、手作業で虫を駆除できるのですが…
近い将来、食品だけでなく切花の世界でも間違いなく農薬の問題が取り上げられるでしょう。
そして、より安全な花が当たり前に流通するようになってほしいものです。
今は、とにかく花を触ったらよく手を洗うこと。
それにしても最近は本当に暇だと三代目はぼやいています^^;
デフレ(=デフレーション)とは、物価がずるずると下落していくことです。
本来なら物価が下がるのですから同じ金額でより多くの物が買える喜ばしい現象のはずですが、将来が不安になるような不況下では皆がお金を使おうとせず、いくら物価が下がっても消費に結びつきません。
物が売れないと、それを商う企業の業績が落ちる。
そうなると給料が下がり、ますます物が売れなくなる。
これがデフレスパイラルですね。
当店も例に漏れず、値段を割安に設定しても思ったように売れません。
いつもならお歳暮用にと売れるオリエンタル百合も苦戦しています。
今年の年末は果たして売れるのか、三代目はとても心配しています。
ところで、予告していました切花の地方発送について、店頭での受け付けを開始しました。
年明けにはこのブログでも販売ページを設けますので、どうぞよろしくお願い致します。
カサブランカ(百合) 新潟産 1本450円
セラノ(百合) 高知産 1本350円
アクティバ(百合) 高知春野産 1本400円
セーラー(百合) 高知産 1本350円
コンスタンタ(百合) 京都網野産 1本350円