Kobe Shitamachi No Hanaya 忍者ブログ
戦後間もない昭和23年創業、よそ行きの花、特別な時の花ではなく、お家で日常的に楽しんでいただける花、毎日神棚や仏壇にお供えする花を得意としております。 種類は多くありませんが、新鮮で長持ち、しかも納得価格です。 三代目とその妻の、花絡みのボヤキをどうぞ…
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6月11日、実家から連れてきたのは3~4齢と思われるナミアゲハ(ネットで調べまくり、これらの正体をほぼ特定)の幼虫5頭と、食草(餌)にするユズの葉付き小枝数本。
ユズはすぐ枯れないように枝部分を水を含ませたコットンとラップで巻いて、と。
1つの箱に5頭とユズが入って、ワクワクの観察開始です。

まず、目立っておとなしい子がいました。
食草の上で他の子と鉢合わせをすると、身体の大きさは同じなのに毎回場所を譲ってしまうので、何でいちいち遠慮するんやーともどかしく不安でした。
2日後だったか、悪い予感は当たり、その子は横向きで転がっていました。(><)
そっとつつくとわずかに動くけれど、こうなると回復の見込みはありません。(T-T)
主に人間を除く生き物の世界では、弱者は種の保存の観点から退場するしかないのです。(ノД`)・゜・。
何か病気を持っている可能性もなくはないので、完全に死亡して菌が拡散する前に(?)外へ放置です。
やっていることは店で花に付いているイモムシへの対応と同じなのに、気持ちはかなり違う。
本当に身勝手なものです。

いきなりしょんぼりだったけど、同じ頃、食草のユズに小さな黒い物体を発見。
 (虫の苦手な人、手始めにこれぐらいならどうでしょう?
伸び縮みしてわずか2~3mm)
ゴミかと思ってよくよく見ると、何と小さな小さなケムシ(初齢=1齢)ではありませんか!
ユズから除去しそびれた卵から生まれたばかりのようです。
もしや、生まれ変わりか?!
まさかの想定外の子で、他と比べて小さ過ぎるので、隔離して育てることにしました。
従って、『この時点で』認識していた個体は、厳密にはイモムシ4頭、ケムシ1頭ということになります。

それにしても、同じナミアゲハの幼虫でもそれぞれ個性があり、命に係わるほど気の弱いもの、せっかちなもの、神経質なもの、食べ方が雑なもの、葉っぱの上にいるのが好きなもの、いつもケースの底に張り付いているものなど、見ていて飽きません。
また、共通の習性なのか、皆、意外と綺麗好きです。
生まれてから葉っぱしか食べたことがないので、大量に排泄する糞だって葉っぱの臭いだし乾燥してコロコロしてたかが知れているのに、視界に入るとどうも気になるらしく、じーっと見たかと思うと頭で隅へ押しやったり、口にくわえて放り投げたり、挙句の果てに、自分で糞が出そうになると身体をくるっと曲げて顔を出口に近付けて待ち構え、出たと同時に投げ捨てるという(@Д@)
でも小さなイモムシのすること、あまり遠くへは飛ばず、転がって戻ってきたりします(´▽`)
面白いなー^^
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「樋口生花店」

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